「伎芸塾」を文化の交流の場に

「伎芸塾」代表 北島利津子

 みなさま、伎芸塾のホームページにお越しいただきましてありがとうございます。「伎芸塾」の代表を努めさせて頂きます北島利津子と申します。 「伎芸塾」は旧柳澤邸が様々な日本文化の交流の場となる事を目指し発足致しました。 現在旧柳澤邸は<一般財団法人 柳澤君江文化財団>が管理運営しております。著名な書道家でいらした柳澤君江さんは、民芸建築の建物と、四季折々の様々な樹木と草花が植えられた美しく広大な庭園を長く後世に残したいと強く希望され、その意思を実現するために平成二十二年に財団が立ち上げられました。私は、父が生前財団と関わりがありましたご縁から、旧柳澤邸で茶道教室を開講させて頂いております。稽古を通じ、こちらで格別の時間を過ごすなかで、 ”柳澤邸を芸術の発展及び社会貢献に活用する”という財団の主旨にご賛同頂けます多くの方々と共に、日本文化を学び、楽しむ事によって日本の伝統文化の継承及び旧柳澤邸の存続に寄与したいと願い、今回の運びとなりました。

 

 「伎芸塾」は日本の様々な伝統文化に関わる方々の力強いご協力を頂き、大きな志を持って活動を開始いたします。

代表として、なにかと至らぬ点も多々ある事と思いますが、ご参加頂きます皆様に心から楽しんで頂ける場となりますよう、「伎芸塾」を育てて行くため力を尽くしていく所存でございます。

  皆様のご参加を心よりお待ちしております。何卒、よろしくお願い申し上げます。

                   2020年10月  北島 利津子


北島利津子プロフィール

裏千家准教授。 入門以来の教授の元で十五年以上程稽古を続けています。月一回の裏千家業躰稽古、花月教室、茶事教室等に参加。国際茶道文化協会 英語茶道教室(Cコース)終了。茶道を通じて、様々な日本文化に興味が広がり、人間国宝の能楽師の先生に四年前から入門。根本先生の日本書道史、中国書道史を学び、歴史の中での茶道の位置を模索中です。

二年間のドイツ滞在 五年弱の英国滞在の経験を生かし 海外の方にも 日本の総合芸術文化である茶道の素晴らしさをお伝えして行きたいと思っております。

「伎芸塾」会場の「旧柳澤邸」は、美しい庭に囲まれた日本家屋です

 

柳澤家の歴史・柳澤邸の特徴

柳澤家は宝暦4年(1754年)頃より現在の世田谷区大原に在住、以降現在に至る。(歴史の詳細は現在調査中)

 

 柳澤邸は昭和26年に建てられた約13坪の小住宅である。施主である柳澤と設計者伊東安兵衛はいわゆる民芸建築への関心が高く、その特徴は大きな切妻造りの屋根、幾重にも組まれた貫と束の意匠、また堅羽目板と押縁下見板張りの仕上げに、さらには大谷石を使用した玄関等に現れている。

 

 柳澤邸は戦後復興期に建てられた小住宅と共通の要素を多く持ちながらも、座敷飾りである床、棚、書院を持つ応接間を洋風にしたり、外観に伝統的な民家の意匠を用いたりと、戦前に興った民芸運動が戦後にも影響を及ぼしていたことを示す興味深い例として位置づけられる。

 

 広大な敷地内には桜・柿・梅・銀杏・山茶花・椿・松・楠・栗・紅葉・柚・金柑・榊・竹・ツツジなど四季折々の木が植えられている。

 

*民芸とは一般民衆の生活の中から生まれた、素朴で郷土色の強い実用的な工芸。大正末期、日常生活器具類に美的な価値を見出そうと、いわゆる民芸運動を興した柳宗悦による造語。

 

旧柳澤邸の設計者

伊東安兵衛(1908年~1972年)

東京都生まれ。

法政大学哲学科卒業後、東銀座三原橋に喫茶店「門」を開く。

その後、民芸家具等を扱う「たくみ」に入社。

昭和28年頃より、家具設計のため松本市を度々訪問し、家具、木工の多くのデザインを担当する。他方、建築設計にも多く携わり、合掌造りの郷土料理店「ふるさと」をはじめ、民芸調の建物を残した。

<一般財団法人 柳澤君江文化財団 ホームページより>

http://y-kimie.jp/yanagisawa.html